マウスクリックのテスト方法
このクリックテストは、ブラウザーがマウスから受け取るすべての押下と解放を記録し、ミリ秒単位で計測します。1分もかかりません。
すべてのボタンを押す
ポインターをテストエリアに移動し、左・右・中央(ホイールクリック)・戻る・進むを押します。それぞれマウスの図で点灯します。
普段のペースでクリック
各ボタンを約20回、1回ずつはっきりクリックします。自分でも数えて、カウンターと比べてください。
判定を確認
緑なら問題ありません。赤いチャタリング表示は、1回の押下が2回として認識されたことを意味します。スイッチ劣化の典型的な症状です。
チャタリングとは?
マウスの各ボタンの下には、バネ付きの金属接点を持つ小さなマイクロスイッチがあります。新品のうちは、1回押すときれいな電気信号が1つ出ます。摩耗すると接点が跳ね返る(バウンドする)ようになり、触れて数ミリ秒離れ、また触れます。するとパソコンは2回のクリックとして認識します。
よくある症状は、選択したいだけのファイルが開いてしまう、ドラッグ中に途中で離れてしまう、ゲームで1発のつもりが2発撃ってしまう、などです。単純なクリックカウンターの多くは、これを本当に2回クリックした場合と区別できません。このテストはボタンを離してから再び押すまでの間隔を計測します。人が指を上げて再び押すには少なくとも60–80 msかかりますが、スイッチのバウンドは30 ms未満で起こります。選んだしきい値より速いものは、タイムラインとイベントログに赤で表示されます。
ヒント:チャタリングは断続的に起こることがよくあります。結果が正常でも不具合を感じる場合は、軽く押す、中心から少しずらして押す、1秒ほど押し続けてから離す、などを試してください。劣化したスイッチは、浅い押し込みや離し方で誤作動しやすくなります。
結果の見方
| 指標 | 意味 | 正常な値 |
|---|---|---|
| 押下回数 | 各ボタンが押された回数。 | 実際に押した回数と一致。 |
| チャタリング | 同じボタンを前回離してから、しきい値より速く発生した押下。 | 0 |
| 最短間隔 | 全ボタンの中で最も短い「離してから押すまで」の時間。 | 普通にクリックして60 ms以上。 |
| 平均押下時間 | 1回のクリックでボタンが押されている平均時間。 | 40–150 ms。10 ms未満は誤クリックの疑い。 |
| ダブルクリック | OSがダブルクリックと認識した回数。 | 意図してダブルクリックしたときだけ。 |
| ホイール逆回転 | 一方向にスクロール中、80 ms以内に急に逆方向へ動いたステップ。 | 0。そうでなければエンコーダーの汚れや摩耗。 |
| クリック/秒 | 直近1秒間の全ボタンの押下回数。 | 参考値(6–8が一般的、10以上は速い)。 |
信号タイムラインは、各押下をボタンを押していた時間と同じ長さのバーで描きます。正常なクリックは1つのきれいなブロックに見えます。チャタリングするスイッチは、ほぼくっついた2つのブロックとして表示され、2つ目が赤になります。
よくあるマウスの不具合と対処法
シングルクリックがダブルクリックになる
スイッチの劣化や酸化です。マウスのソフトウェアでデバウンス時間を長くする、ファームウェアを更新する、ボタン周りにエアダスターを吹きかける、などを試してください。改善しない場合はスイッチを交換するか保証を利用しましょう。
ボタンが反応しない
別のUSBポートや新しい電池で試してください。ワイヤレスマウスはレシーバーを再ペアリングします。図がまったく点灯しない場合は、スイッチかケーブルの故障です。
サイドボタンが反応しない
マウスのソフトウェア(Logitech G HUB、Razer Synapseなど)がキー操作に割り当てている可能性があります。初期設定に戻してください。macOSのSafariはサイドボタンをWebページに渡さないため、Chrome、Edge、Firefoxでテストしてください。
ホイールが逆方向に飛ぶ
ホイールエンコーダー内のホコリが原因です。ホイールを両方向にしっかり30秒ほど回すか、周囲のすき間にエアダスターを吹きかけてください。逆回転が続く場合はエンコーダーの交換が必要です。
ドラッグ中に離れてしまう
押し続けている間にスイッチが一瞬離れています。ここでボタンを数秒押し続けてください。正常なスイッチはタイムラインに長いバーが1本表示され、故障していると細切れになります。
ダブルクリックが効かない
シングルクリックは正常なのにダブルクリックが効かない場合、システムのダブルクリック速度が速すぎる可能性があります。Windows:設定 → Bluetoothとデバイス → マウス → マウスの追加設定。
よくある質問
1回クリックしただけなのに、なぜダブルクリックになるのですか?
ほとんどの場合、マイクロスイッチの劣化です。内部の金属接点が張りを失ったり酸化したりすると、押したときに跳ね返り、パソコンは数ミリ秒差の2回のクリックとして認識します。このテストではチャタリングとして表示されます。
戻る・進むボタンが表示されないのはなぜですか?
一部のマウスソフトはサイドボタンをキー操作やマクロに割り当てるため、ブラウザーがボタン4/5のイベントを受け取れません。マウスソフトでボタンを初期設定に戻して再テストしてください。macOSのSafariもサイドボタンをWebページに渡しません。
チャタリングのしきい値はいくつにすべきですか?
初期値の50 msは、意図的な速いクリックを無視しつつ、ほぼすべてのスイッチのバウンドを検出します。意図的にとても速くクリックする場合は30 msに下げ、厳しくチェックしたい場合は80 msに上げてゆっくりクリックしてください。
マウスのダブルクリック問題は修理できますか?
場合によります。清掃、ファームウェア更新、マウスソフトでのデバウンス時間の延長で改善することがあります。根本的な解決はマイクロスイッチの交換(一般的なはんだ付け作業)か保証の利用です。
ノートパソコンやタッチパッドでも使えますか?
はい。タッチパッドのタップや物理ボタンは左右クリック、2本指スクロールはホイール入力として認識されます。
データはどこかに送信されますか?
いいえ。クリックの計測はすべてブラウザー内で行われ、そこに留まります。クリックした内容が送信されることはありません。